はじめに
本記事では勉強とその消費カロリーについてを説明します。
- 脳が1日で消費するカロリーは約350〜450カロリー
- 消費カロリーの計算式
- カロリーメイトは勉強に効果的!?
※消費カロリーは体重や年齢によって値が上下します
最後には勉強と相性の良い食事も紹介していますので、ぜひ最後まで読んでいただければ幸いです。
意外と知らない勉強と消費カロリーの関係性を理解していただき、日々の勉強や食事に活用していただければと思います。
勉強でカロリーは消費する?
脳は体の中で1番カロリーを消費する臓器です。
脳は1日あたりのカロリーの約20%〜25%(350~450カロリー)を消費します。
この値は、呼吸や消化、体温維持などの基本的な活動以外の活動はしなかった時の値です。なので、勉強することで脳の消費カロリーはさらに増加します。
ある報告では、対局中のプロチェスプレイヤーの消費カロリーを計測したところ、6000カロリーも消費していることが分かったそうです。

しかし、脳が消費するものはブドウ糖(グルコース)だけで、脂肪などは燃焼されません。よって 勉強=ダイエット にはならないです。
頭を使っている時は、ブドウ糖が消費されてお菓子(糖質)がほしくなってきます。なので、勉強中はお菓子などを食べ過ぎることに注意しなければなりません。
消費カロリー 計算式

消費カロリーは以下の式によって計算できます。
ハリス・ベネディクト方程式(改良版)
男性: 13.397×体重kg+4.799×身長cm−5.677×年齢+88.362
女性: 9.247×体重kg+3.098×身長cm−4.33×年齢+447.593
計算式にすると難しいので、以下のサイトから自分の基礎代謝量(カロリー)を計算してみましょう。そのカロリーの20%〜25%が、1日の脳の消費カロリーです。
参考 基礎代謝量cacio参考に一般的な活動の消費カロリーも紹介します。
- 歩く(時速4km) 約 50カロリー
- 走る(時速8km) 約100カロリー
- 縄跳び(軽く) 約150カロリー
- 自転車(時速16km) 約70カロリー
- 水泳(平泳ぎ) 約100カロリー
※20分の運動を行った場合の消費カロリー(体重の増減で誤差あり)
例えば、年齢20歳、身長170cm、体重60kg、男性の基礎代謝量は、1728カロリーになり、その方の脳の消費カロリーは約350〜400カロリーです。
一般的な活動と脳の消費カロリーを比較すると、脳がどれだけ多くのカロリー(ブドウ糖)を消費していることが分かります。
カロリーメイトの勉強効果とは?

大塚製薬・佐賀栄養製品研究所にて「食事の内容が知的作業能力に及ぼす影響」を調査した結果があります。
栄養調整食品(固形タイプ)のグループも洋風パン食のグループと同じく、すべての時点で高い集中力を維持することができました。
引用元:大塚製薬 食事の内容が知的作業能力に及ぼす影響
洋風パン食のグループと栄養調整食品(固形タイプ)のグループは、朝食を食べる前に比べ暗算作業の能率が向上。
カロリーメイト(栄養調整食品)を摂取することで、集中力や作業効率の維持と向上が確認されたようです。
この調査結果では、栄養バランスの良い朝食をとることで、疲労感の軽減、集中力と作業効率の維持と向上が見込まれると報告しています。
朝の時間や、忙しくて食事をとる時間がない時に、カロリーメイトは良いお供になりそうですね。

最後に注意点としては、食事をカロリーメイトだけで済ませないようにしましょう。栄養調整食品ではありますが、全ての栄養素を補うのは難しいです。栄養のバランスに気をつけた食生活の中に、カロリーメイトを取り入れていきましょう。
勉強におススメの食事
穀物(米、パン、麺類など)
先ほどもお話しした通り、脳は多くの糖(カロリー)を消費します。
なので、集中力を長い時間保つためには、糖を脳に安定して供給する必要があります。そのために必要な食事は、お米やパン、麺類などの白い炭水化物がおススメです。炭水化物の主成分は糖ですので、集中力の持続に効果があります。
しかし炭水化物の食べ過ぎには注意しましょう。頭がボーっとして集中力が切れてしまします。
青魚

サバやイワシなどの青魚にはオメガ3系脂肪酸が含まれています。オメガ3系脂肪酸は記憶力を向上させる栄養素です。
料理する時間がない時、サバやイワシの缶詰で食事をとると自短になって便利です。
大豆
大豆のレシチンという栄養素が、記憶力や集中力を高める効果があると言われています。また、大豆は「ブレインフード」と呼ばれているほど、脳にとって重要な食材です。
大豆を使ってできている、豆腐、納豆、みそ汁、おからなどは、手軽に食べられるので朝ごはんに向いています。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。
今回は勉強と消費カロリーについてご紹介しました。
本記事の要点をおさらいします。
- 脳は1日あたりのカロリーの20%〜25%を消費する
- 脳が消費するものはブドウ糖だけで脂肪などは燃焼されない
- カロリーメイトは集中力の維持・向上に効果あり
- おススメの食事は、穀物、青魚、大豆
脳は脂肪を燃焼しませんが、体の中で1番エネルギーを消費します。
食事をしっかりとり、脳がしっかり働くことができれば、より物事に集中して取り組むことができます。
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