目次
はじめに
本記事では、習慣化(ルーティン)の効果や、勉強習慣を身につけるポイントをご説明します。
特に子供のうちに勉強習慣をつけてほしい親御さんも多いかと思います。
ベネッセで行われた調査結果を参考にして、子供の勉強習慣をつけるポイントを記載しました。
また、本記事の後半には、英語の勉強や、毎日勉強が続かなくて悩んでいる人向けの内容も書いています。
私はオーストラリアで1年間の間、毎日3時間、勉強習慣をつけていました。その勉強習慣のために行った内容も記載しておりますので、参考にしていただければと思います。
勉強を習慣化(ルーティン)する効果

習慣をWikipediaで調べてみると以下の事が記載されていました。
習慣(しゅうかん、英: habit)とは、
引用元:Wikipedia
日常の決まりきった行いのこと。長い間そうすることによって、そうすることがあたかもきまりのようになったこと。
(心理学用語)反復によって習得し、少ない心的努力で繰り返せる、固定した行動のこと。
特に習慣化のポジティブな効果として高いものは、「少ない心的努力で繰り返せる、固定した行動のこと」と言われています。
日常的な例として、毎日の食後の歯ブラシや、お風呂で体を洗う動作など、毎日何気なく行っている動きは、精神的な負担が少ないということです。
勉強は社会的なイメージや個人的な経験から精神的な負担が大きいものと思います。そのため勉強を継続して行うには、習慣化を身につけて精神的な負担を少なくすることが重要です。
子供に勉強習慣をつけてもらう方法
小学生に勉強習慣をつけてもらうポイント

では、小学生に勉強習慣をつけてもらうポイントを以下に挙げます。
- ほめる
- 子供と一緒に将来に向けて計画や目標を立てる
- 上手な勉強のやり方を教える
まず、ほめることが学習に影響を与えると言われています。
ベネッセの調査では、
親が小学生の子供をほめる群と、ほめない群に分けて学習の効果を調べた結果、ほめる群の子供の方が「勉強に自信がある」、「新しいことを知ることができてうれしいから」等の回答が多く、勉強に対する自信や自己決定に関する意識も高い
引用元:小学校高学年の学びに関する調査2019
小学4年生から6年生にかけて、徐々に学習習慣が定着していく様子がうかがえる
とされています。
また、勉強習慣は、将来の進学を動機にして小学生高学年から勉強習慣がついてくる傾向にあるようです。
なので、子供と一緒に将来に向けて計画や目標を立ててに勉強に取り組むことも大切です。
他の調査では
「上手な勉強のやり方が分からない」と約40%の小学生が回答
引用元:小中学生の学びに関する実態調査
とあります。
親御さんから子供に勉強のやり方を教えることは、学習の悩みをなくし、精神的な負担を減らします。これらのことが小学生の勉強習慣につながってきます。
中学生に勉強習慣をつけてもらうポイント
先程と同じ調査から以下の事も報告されています。
勉強する理由で「新しいことを知ることができてうれしいから」と答えた中学生は、小学生に比べて約20%も減少する
引用元:小中学生の学びに関する実態調査
中学生になり習熟すると同時に、勉強から新しい事を発見することが少なくなってしまうのかもしれません。
なので、中学生の勉強習慣のポイントは、今習っている勉強は具体的に生活の何に繋がっているかを教える必要があると思います。
私も中学性の時、習っている教科(特に数学や国語)は生活の何の役に立つのかなと疑問に思っていました。今でもいまいち何の役に立っているか分かりません。。。
中学生も小学生と同様に、学習上の悩みで「どうしても好きになれない教科がある」と約60%が回答
引用元:小中学生の学びに関する実態調査
中学生が勉強習慣をつける大事な点は、今勉強しているものが具体的に何につながっているかを伝え、その内容に興味を持ってもらう(好きになる)ことが重要になると思います。
幼児期から勉強習慣をつけた方が良い?

幼稚園から小学生になると勉強時間が大幅に増えます。
そのためにも、幼児の時から勉強習慣は重要と考えられています。
幼児に対しての勉強習慣へ始めステップは、「机に向かう習慣をつける」ことです。
勉強は長時間机に向かうことが多いので、始めは机に向かうことに慣れないといけません。幼児用のミニデスクを買って、そこでお絵かきをしたり、ねんどで遊んだりすることも勉強習慣のステップとなります。
英語の勉強も習慣が大切
英語は単語や文法、リスニング、ピーキング、ライティングなど、覚えることが山盛りです。
私も英語圏のオーストラリアに1年間生活して毎日3時間ほど英語の勉強をしていました。
それでも、全然足りないくらいに英語は覚えることが多いです。
なので、英語も勉強習慣をみにつけ、精神的な負担を減らすことが重要です。
私が習慣化するために行っていたことは、毎日同じ時間に勉強をすることと、勉強するジャンルを飽きたらすぐに変更することです。

勉強は同じ時間にやる事で、生活のリズムも自然と整っていきます。朝6時に起きて、7時に朝食、8時~9時は勉強というふうに、生活習慣が変わります。そうすることでリズムが出てきて、勉強しないとなんだか落ち着かなくなります。
次に勉強するジャンルをすぐ変えることも英語の勉強習慣をつけるポイントでもあります。それは英語は覚えること(ジャンル)が山盛りだからです。
目の前の事に飽きてしまうと、習慣化はとても難しくなります。
たくさんのジャンルがあるなら、それをうまく利用して、毎日飽きないように勉強を工夫していました。
例えば単語を覚えるのに飽きたら、その単語をスピーキングしたり、文法の勉強に飽きたら、アメリカンドラマを見るなどです。個人的にはドラマは継続的なリスニングの勉強になりましたのでおススメです。
毎日少しずつ勉強をすることが習慣のコツ
勉強など新しい事の習慣化は、生活リズムに溶け込めるかが重要です。
新しい事の習慣化に伴い、生活リズムも変わってきます。
例えば朝7時に勉強をする習慣をつけたいのであれば、7時までに起きて勉強の準備をしないといけません。歯ブラシをしたり朝食を食べたり、トイレに行ったりするなど、生活リズムが変化します。

生活のリズムは急に変えると、身体的にも精神的にも負担を与えるので、習慣化は毎日少しずつ始めることがとても重要です。
私も毎朝、運動と勉強を習慣にしていますが、始めのうちは運動は5分、勉強は机に向かうだけを行っていました。それが少しずつ慣れてきて、運動は30分、勉強は1時間ほど毎朝行えています。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございました。
さいごにこの記事の要点をまとめました。
- 習慣は「少ない心的努力で繰り返せる、固定した行動のこと」
- 子供の勉強習慣は、親の協力が欠かせない(ほめる、計画するなど)
- 習慣化は、生活リズムに溶け込めるかが重要
勉強に限らず、新しく何かを習慣にすることはエネルギーが必要です。家族のサポートや友人などのサポートも必要です。
この記事も勉強習慣のきっかけになってくれれば嬉しいです。
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